『存在と時間』講義

統合的解釈の試み

ジャン・グレーシュ / 杉村靖彦

2007年9月20日

法政大学出版局

13,200円(税込)

人文・思想・社会

現代フランス哲学を活気づけてきたユニークなハイデガー受容と、ハイデガー全集の刊行が進むに相俟って世界各国でますます盛んになってきた生成史的研究の双方を自在に横断しつつ、あくまでハイデガーの思考を正確に解説し提示する姿勢を保ちながら、ガダマーやリクールの流れを汲む「解釈学的現象学」の立場から『存在と時間』の統合的解釈を目指し、その「作業場」の姿を鮮やかに浮かび上がらせた画期的な注釈書。

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