漆 1

ものと人間の文化史 131-1

四柳 嘉章

2006年2月20日

法政大学出版局

3,080円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

全国各地で発掘された考古資料を対象に科学的解析を行ない,縄文時代から現代に至る漆の技術と文化をあとづける試み。漆が日本人の生活と精神に与えた影響を探る。    はじめに 第一章 ウルシノキと漆の採取   一 ウルシノキの種類   二 漆の採取方法と道具 第二章 漆の化学と伝統技術   一 漆の化学   二 精製工程の化学 第三章 漆器の分類と制作工程   一 漆器の分類   二 木地の制作工程   三 漆器の制作工程 第四章 新しい漆器研究   一 漆器考古学ことはじめ   二 漆器を科学する 第五章 縄文時代の初期漆工技術   一 日本列島における漆文化の始原   二 初期の工具と櫛の技術 第六章 縄文漆文化の展開   一 日本海の漆文化   二 漆と赤色顔料   三 漆工技術の確立   四 装身具と木胎漆器 第七章 弥生〜古墳時代の漆器   一 弥生〜古墳時代の漆工技術   二 弥生時代の漆塗り木弓   三 古墳時代の結歯式堅櫛   四 古墳時代前期の漆祭祀 第八章 古代の漆器生産   一 古代漆器の生産構造   二 都城の漆器   平安京の漆箱 第九章 古代漆器の地域的展開   一 在地生産を物語る遺物   二 漆革箱と帯金具   三 漆器と土器 第一〇章 中世の漆器生産    一 漆器の普及    二 中世の漆と漆器の価格 第一一章 中世漆器の地域的展開    一 奥州藤原氏の栄華と漆器ーー岩手県柳之御所    二 型押漆絵の世界ーー神奈川県助ヶ谷遺跡    三 越後奥山荘の中心・政所条遺跡群ーー新潟下町・坊城遺跡群と江上館跡    四 巻数板と多様な漆器・漆工具ーー石川県堅田B遺跡    五 片輪車の漆絵皿ーー石川県上町カイダ遺跡    六 崇徳院御影堂領大屋荘穴水保の漆器ーー石川県西川島遺跡群    七 中世京都の漆器とかわらけーー京都市平安京左京八条三坊十四町    八 中世の中継港湾都市ーー広島県草戸千軒町遺跡    九 漆塗り竹製経筒ーー京都府高田山中世墓・経塚群   一〇 木棺墓と副葬漆手箱類   一一 烏帽子と漆

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