裸のヘッセ
ドイツ生活改革運動と芸術家たち
森 貴史
2019年4月25日
法政大学出版局
3,300円(税込)
小説・エッセイ
“真理の山”に作家は何を求めたのか?生身の作家と預言者たちの群像。20世紀初頭、若き作家は“生活改革運動”の影響下、スイスとイタリアの国境地帯にあるアスコーナの地モンテ・ヴェリタに滞在し、自然回帰を志向する放浪の思想家や芸術家らと裸体生活・菜食主義を試みた。複数の小説作品に大きな痕跡をとどめながらも正面から論じられずにいたこの反文明体験の全容を明るみに出す好著。日本の少女マンガにも影響を及ぼした精神/身体文化の源泉に迫る。
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