ソフト・ターゲット(上)

扶桑社ミステリー

スティーヴン・ハンター / 公手成幸

2012年12月31日

扶桑社

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

感謝祭明けの金曜日午後。ミネソタ州郊外の巨大ショッピングモール“アメリカ・ザ・モール”がテロリストに襲われた。まずサンタクロースに扮した男が射殺。続いて、銃声が立て続けに轟き、モールを訪れていた客がパニックに陥った。直後、モールのセキュリティ・システムがテロリストに乗っ取られ、モールの内外を結ぶ有線回路は全て遮断された。連絡手段は携帯電話と無線機のみとなる。その現場に、たまたま、レイ・クルーズとフィアンセのモリー・チェンが買い物客として訪れていた…。

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みんなのレビュー (1)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

これは特に女性は嫌いだろうな... スティーブン・ハンターの最新和訳。 スワガー一家の三代目、フィリピン・中国系アメリカ人スナイパーのレイ・クルーズが主人公です。 海兵隊を除隊したクルーズがミネソタの大規模ショッピング・モールで、銃乱射事件に巻き込まれる、というお話。 ちょっと新しいのは、実行犯は例によってジハード戦士なわけですが、彼らを使って事件を起こすのは無宗教のアメリカ人ってところかな。銃規制に対して、悪人から自衛するために銃が必要、という意見がありますが、まさにそういうお話。万人に薦められる本ではありませんが面白かった。

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