
洞窟ばか
吉田 勝次
2017年1月11日
扶桑社
1,540円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
暗闇の先に広がる誰も見たことのない世界が、どうしても見てみたい! 「なぜ洞窟か?」と聞かれれば、「そこに未知の世界があるから」。 17cmの隙間があれば身体を押し込み、泥にまみれ、ロープに吊り下がり、落石で肩を砕かれたこともある。そこに現れるのは、荘厳な鍾乳石のホールであり、何十メートルもそびえ立つ氷の柱であり、水の張った美しい棚田のプールであり……。地下には想像を絶する素晴らしい世界が広がっている。 しかしそれ以上に吉田を駆り立てるのは「未踏」だ。人類で初めて自分が足を踏み入れる空間。その興奮が吉田を洞窟のとりこにした。 ロープ1本で400メートルの縦穴(東京タワーがすっぽり入る)を下りる恐怖や 最長では11日に及ぶという洞窟内での過ごし方(排泄物は持ち帰る!)、 ベトナムで見つけた火山洞窟があとから大発見だと判明したりなど、 洞窟探検譚はもちろん、洞窟内で遺体を発見した仰天エピソードから、真剣に取り組む洞窟ガイド育成まで、「洞窟のおかげで人生が豊かになった」という洞窟愛がこれでもかと詰まった1冊。 破天荒な行動と憎めない人柄、何よりも、洞窟にかける情熱とときめきに、こちらまで胸が熱くなる。人なつっこくて怖がりで、ロマンチストで、たまにアホ。 読んだら元気が出ることは間違いない。
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体験したことのない世界を知れる
よく言うと読みやすい、悪く言うとくだらないけれど 洞窟探検というあまりメジャーではないアクティビティを知ることができた
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