
Gマン 宿命の銃弾(上)
スティーブン ハンター / 公手 成幸
2017年3月29日
扶桑社
1,012円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
アーカンソー州にあるボブ・リー・スワガーの地所の造成地から、祖父チャールズの遺品と思われるコルト45と紙幣、謎の地図、そして1934年のみ用いられたFBIの前身、司法省捜査局のバッジなどが発見される。ジョン・デリンジャーやベビーフェイス・ネルソンといった名うての悪漢が跋扈した時代に、当時、ポーク郡の保安官だった祖父はどうやら捜査局に協力して、アウトローたちを狩り出す任務に従事していたらしい。自らのルーツでもある祖父の謎に満ちた事績を追うべくボブは調査を開始する!
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toruo
(無題)
なんとびっくり20年も続いているんだというこの作者のスワガー・シリーズ。初期の「極大射程」を読んですっかり魅了されて邦訳される度に読んでいたが途中やっぱり中だるみとかもあって…しかしこの作者は工夫してる。主人公が年を取っていくタイプのシリーズなのでだんだんアクションがきつくなるのだけどそれは主人公の親父の話、とか、主人公が昔話を追う、とかで上手く散らしてる。で、これはその両方を使った作品。主人公が代々受け継いだ土地を売っぱらってそこを開発してる業者が謎の箱を掘り出す。そこには酒びたりのあまりいい人間と思われていなかった主人公の祖父がFBIの前身で活躍していたことを思わせるものが入っていた。そこから退屈しのぎに祖父のことを調べる主人公。現在の調査と祖父の時代の話が交互に出てくるパターン。そして祖父は主人公と同じく卓越した射撃の腕を買われて当時跋扈していた強盗対策にあたっていた。ボニー&クライドとかディリンジャーとか有名な犯罪者がいた時代のことを書きたかったんだな、と思わせられる活き活きとした描写が楽しい。そして敵役の選択と描写も素晴らしい。これへ楽しかった。この路線でどんどんいってほしいと個人的には思う。
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