殿様を襲った「明治」の大事件

扶桑社文庫

河合敦

2022年12月23日

扶桑社

880円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

明治になってから大事件に見舞われ、お家存亡の危機に陥った殿様たちがいた。たとえば、藩の尊王攘夷派が暴走し、新政府の転覆をはかったことで、お家をつぶされた久留米藩主・有馬頼咸。大量の贋金をつくったことが発覚し、見せしめとして処罰された福岡藩主・黒田長溥。家臣たちに監禁され、毒殺の有無を確認するため墓をあばかれ解剖された相馬中村藩主・相馬誠胤。改易状態から新天地での開拓に成功した名門仙台藩の亘理伊達邦成など。知られざる明治の大事件と翻弄された殿様たちの人生を追う。

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