ロマンス計画進行中
ハーレクイン・イマージュ
カーラ・コールター / 庭植奈穂子
2011年9月30日
ハーパーコリンズ・ジャパン
722円(税込)
小説・エッセイ / 新書
深夜、ソフィーは一人で隣の家の裏庭に忍び込む、うずくまった。純白のウエディングドレスを着て、手には結婚式の招待状やハネムーンのパンフレットをまとめた箱を抱えて。そして箱の中身を次々燃やしていく。実現しなかった夢を忘れるために。今日、元婚約者から真新しい婚約披露パーティの招待状が届いた。結婚をためらう私から、彼はすぐに別の相手に乗りかえたらしい。でも彼には、かつてこの家に住んでいたブランドほど魅力は感じなかった。5歳年上のブランドは、不器用な女の子だった私を守ってくれたヒーロー。なのに彼は家を出て、もういない。今なら大人の私を見てもらえるのに。「スイートピーだろう?」誰かが不意に庭に出てきて、声をかけた。ソフィーは振り向いた。懐かしい愛称で彼女を呼ぶブランドの姿を求めて。
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ソフィーがドジ過ぎて可愛い
幼馴染ブランドに再会した日、ソフィーは婚約者に捨てられて真夜中に怪しい儀式をしている最中だった。よりによって初恋の相手にこの現場を見られた挙句に転けて、さらに花嫁衣装が生垣に引っかかっててんてこ舞い。囮捜査から帰ってきたばかりのブランドはそんなソフィーに癒される。ドジっ子可愛い。次の日ソフィーの家の庭で、ソフィーのドイツ人の祖母が、シッコとかウンコとか言ってそのたびにソフィーが赤面する様子が可愛い。そのあと動揺するソフィーが嫌いなママレードジャムを食べてびっくりして顔をしかめたり、ブランドが代わりにそれを食べてあげたりと平和が続く。直後ソフィーの元婚約者が現れ「婚約パーティーにきて欲しい、誰かと」と得意顔で言いに来た。ブランドは打ちひしがれたソフィーにとっさにキスをして、元婚約者を追い払う。そして「君の『いい人』になって、町の人の噂を消そう」と提案する。反対するソフィーに異も介さず、2人は恋人ごっこを始める。ブランドは、囮捜査の間に23人もの人々を刑務所に送ったが、作り物の派手なだけの人間に辟易していた。ソフィーの素朴な美しさに次第に圧倒されたブランドは、とある日に第二次世界大戦中に書かれた恋人同士の手紙の束を発見する。手紙の男は兵士で、新しい国や任務に満足している様子で手紙は始まる。まるで自分とソフィーをみているような気分になったブランドは、その手紙を家に持ち帰り、昔の恋人たちの結末を知ろうと試みた。そのあと、ソフィーを自分に縛りつける事に罪悪感を覚えたブランドは、再び任務につき、ソフィーと別れる。ソフィーは納得がいかず、護身術やロッククライミングなど様々な事に挑戦して自信をつける。それからブランドから送られて来た昔の恋人たちの手紙を読み、軍事用の老人ホームで孤独死した男と「別の男と結婚して幸せになって欲しい」という言葉をそのままあっさり実行して他の男と結婚した女の結末を知る。怒り心頭のソフィーは、ブランドの独身アパートに押しかけて彼のアパートに無理やり住む。それからブランドはソフィーを受け入れ、彼女の強さに感銘を受けて数年後、囮捜査を辞めたブランドはレスキューの小さな養成学校を作り身重のソフィーと暮らす。ソフィーの成長振りが本当に素晴らしくて清々しい。
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