ミッドナイトデート

ハーレクイン文庫

アネット・ブロードリック / 立原笙子

2002年1月31日

ハーパーコリンズ・ジャパン

583円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「きみがエミリー?修道女みたいなきみがぼくのファンだって?」開口一番そう言われて、エミリーはがっくりと肩を落とした。内気なエミリーのために姉が内緒で応募した、“人気歌手ジェラミーとデート”という番組企画に当選してしまい、姉にせかされるまま、ここラスベガスまで重い足を運んできたのに。やっぱりわたしは人生を軽く楽しむタイプじゃないんだわ。しかし、彼のリハーサルを見学するうち彼女の心ははずんでいく。音楽に打ち込んでいる彼はひたむきで、とてもすてきだった。美容院へ行って、すてきなドレスも着てすっかり変身した今夜なら引っ込み思案のわたしでも、シンデレラになれるかも。ジェラミーのパーティーに出かけたエミリーは、酔いにまかせて彼とキスを交わしてしまう。しかも翌朝、目覚めると裸でジェラミーのベッドの中にいた…。

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