妻の役割

学生時代に貧乏ゆえに苛められていたステファニーは、苛めっ子の兄ドミニクに出会い惹かれる。富豪一族の男ドミニクは、妹の保護者役を一時期務めていた。ドミニクに数年後に再会したステファニーは一夜を共にする。2人の進展を全く期待してなかったステファニーはドミニクを無下にして別れ、更に月日が経ったある日、ステファニーの双子の弟がドミニクの会社の金を横領して捕まった。それを償うためにステファニーはドミニクと結婚する。体だけの関係だったが、数ヶ月あとにドミニクと共に南の島へ行き、仲違いを解消する。再び2人は夫婦として生活する事になった。だが金持ちのドミニクとはすれ違いの日々が続く。そんな時に妊娠が判明したステファニー。「人に深い感情を抱く事ができない」とドミニクが言っていた事を思い出し、自分がどうやってもドミニクと両想いになる事はないと諦める。誤解は続き、2人はそれぞれに「自分なんか相手に相応しくない」と思っており、途中、ドミニクが仕事を放り出してこっそり出かけようとしたステファニーを捕まえたりする。ステファニーと意地悪だった同級生とも仲直りして、ドミニクもステファニーと離れ離れになるなんて出来ない、と切望する。結局、ドミニクは「愛してる」とは言わないんだけど、態度で示してると言われればまあそうかもしれない。ちょっとモヤモヤは残る。