創価学会
田原総一朗
2018年9月14日
毎日新聞出版
1,628円(税込)
人文・思想・社会
なぜ、これほどまでに強いのか? 草創期から現在まで、創価学会を50年以上追い続けた ジャーナリスト・田原総一朗による渾身の書き下ろし! 1930(昭和5)年の創立以来、日本では827万世帯、世界では192カ国・地域に会員を有する。幾度も窮地に立たされながらも、決して揺らぐことのなかった創価学会。その強靭さを支えたものとは何か。創価学会・公明党関係者にインタビューを敢行。3年にわたる取材を通して、田原総一朗が日本を代表する宗教団体の核心に迫る。創価学会論の決定版! 「度重なる試練に直面し、創価学会は間違いなく衰退するであろうという世論の推測を見事に裏切り、その都度、ピンチをチャンスに変えるという驚くべきエネルギーをもって、逆境を乗り越えてきたのである。どうやら、創価学会の強さは我々には想像も及ばないほど堅固なものらしい。池田会長と学会員たちの間には、単なるカリスマ論では語れない、尋常ならざる強靭な結びつきが存在していることもうかがえる」(「はじめに」より) 第1章 創価学会の誕生 第2章 創価学会の拡大と救済論 第3章 政治進出と池田大作の会長就任 第4章 「言論・出版問題」と創価学会の近代化 第5章 第一次宗門問題の真相 第6章 第二次宗門問題と「平成の宗教改革」 第7章 公明党の連立政権参加とその舞台裏 第8章 世界宗教への道程と挑戦 第9章 特別インタビュー 原田稔会長に聞く
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排除の壁
我が母校の先輩であり、尊敬するジャーナリストでもある田原総一郎氏が創価学会をどう捉えているのか興味を持って読んだ。 ジャーナリズムを通して中立的で冷静な眼力にこの巨大な宗教集団はどう映ったのか。 それは私自身の視点でもあった。 同氏が内部まで踏み込み取材したテーマは一貫していた。 度重なる迫害に対して「なぜにこれほど強靭なのか」 否、むしろ、社会や宗門からの非難や破門という試練のたびにより強固さを増してきた大組織。 第三代会長である師と弟子である会員とのあまりにも強い絆。 それを可能にした師の飾らない人間的な魅力を含めた人間性。 そして最も強調されたのが、政界や宗教界に反発を受けながらも浸透してきたのは、「どの宗教にも成し遂げられなかったこと」である「池田大作氏は宗教における"排除の壁"を見事に乗り越えた」ことに起因するということであった。 宗教批判の原理はネット上やマスメディアにあるのではなく現場にあり、実は何にも染まってはいない自身という媒体にこそある。
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