アルルのファン・ゴッホ

ロナルド・ピックヴァンス / 二見史郎

1986年12月31日

みすず書房

9,900円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホは、1888年2月20日から翌89年5月8日まで、ほぼ15ヵ月、アルルで暮らした。この滞在期間に、彼はおよそ200枚の油絵を制作し、100枚以上の素描と水彩画を描き、約200通の手紙を書いた。このアルル時代は、ファン・ゴッホの10年間にわたる芸術活動の頂点、全盛期といわれる。しかしこれまでのところ、不思議なことに、この時期にテーマをしぼったモノグラフもなければ、展覧会もなかった。本書は、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)が1984年に開催した画期的な展覧会「アルルのファン・ゴッホ」をもとにしている。本書は原色版152枚をはじめ豊富な写真、ゴッホの手紙を引用した詳細な解説、彼の日常生活と思考を細大もらさず記した年譜など、アルルのファン・ゴッホの仕事ぶりが手にとるように分かる仕組みになっている。季節の移り変わりと天候、付き合った人々から制作様式、夢と希望そして絶望、狂気に至るまで、一人の傑出した天才の全体がまるごと蘇ってくる。

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