数学における発明の心理新装版

ジャック・アダマール / 伏見康治

2002年8月31日

みすず書房

2,860円(税込)

科学・技術

ある幸福な朝、光がさすように突然のインスピレーションが浮かんで、科学上の、あるいは芸術的な発明が成し遂げられる。耳にする数々の劇的なエピソード、しかし発明者の内部ではどんな精神活動が進行したのか?大発明ー大発見も偶然のたまものか。休息や忘却が着想をもたらすという仮説は正しいか。無意識と意識それぞれの役割。言語や視覚的イメージの介在。論理対直観。問題は次々と提示され、著者自身の鋭い内省と、パスカル、デカルト、ガロア等々大家たちについての豊富な引例により、創造の秘められたプロセスがあかされていく。

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