レヴィ=ストロース『神話論理』の森へ

渡辺公三 / 木村秀雄

2006年4月30日

みすず書房

3,300円(税込)

人文・思想・社会

構造主義人類学の創始、「ブリコラージュ的思考」「野生の知」など新鮮なパラダイムの主導、炯眼の近代文明批評。しかしこれらの言辞を並べても、20世紀思想史に聳え立つクロード・レヴィ=ストロースの業績を、いまだ捉えきれてはいないのだ。原書から40年をへて待望の日本語訳が刊行されるその浩瀚なライフワーク『神話論理』を読むために。何よりも、緑なす壮大な神話の森を楽しく彷徨するために。神話の森の入り口で、中沢新一、M.エナフ、渡辺公三、木村秀雄、内堀基光、鈴木一誌、港千尋、安冨歩、池澤夏樹の各氏によるコンパクトなガイドブックを手にしていただきたい。それぞれが専門を異にしながら、ナチュラリストとしてのみずからの経験をふまえて『神話論理』を読み込む。文化人類学から芸術、文学、思想、動物学、認知科学、アフォーダンス、複雑系まで、いや、ここには書かれていないさらなる多様な読みの可能性もが眼前に開けてくるだろう。2005年秋、96歳のレヴィ=ストロースへのオリジナル・インタヴューも所収。

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