ル-マン法と正義のパラドクス

12頭目のラクダの返還をめぐって

Minerva社会学叢書

ニクラス・ル-マン / グンタ-・トイブナ-

2006年2月28日

ミネルヴァ書房

4,400円(税込)

人文・思想・社会

多くのラクダを所有する男が、子どもたちに次のような遺言を残した。長男には、所有する半分のラクダ、つまり6頭を与える、次男には4分の1を、そして三男には6分の1を。ところが、男が亡くなったときラクダは減って11頭になり、分配が困難になった。調停にあたった裁判官は、子どもたちに裁判官自身のラクダを1頭貸して12頭とし、それぞれ2分の1の6頭、4分の1の3頭、6分の1の2頭を与えたのち、貸した1頭を返してもらった…。イスラム世界の法寓話についてのルーマンの提示したテーゼに、それぞれの著者が応答するかたちで、法と正義のパラドクスに関し、神学、哲学、社会学、法理論のパースペクティブから議論を展開する。

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