俾弥呼

鬼道に事え、見る有る者少なし

ミネルヴァ日本評伝選

古田武彦

2011年9月30日

ミネルヴァ書房

3,080円(税込)

人文・思想・社会

俾弥呼(三世紀)邪馬壹国の女王。「魏志倭人伝」などの中国の史書に記され、「親魏倭王」と呼ばれた邪馬壹国の女王・俾弥呼は、いかなる人物だったのか。本書では、関係史料を徹底的に読み込むことで、その実像を描き尽す。

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Readeeユーザー

(無題)

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2.9 2018年01月29日

本書はミネルヴァ日本評伝選第1巻である。歴史を動かすのは人間である。古代から現代まで100人の評伝である。本書で古田武彦は古田史学をフルスロットルで展開する。まず書名からして、ヒミコではなくヒミカであるという。ヒミコは男の名前であり女王はあくまでヒミカであると主張する。しかも卑は人偏がつかなくてはならない。なぜなら原文がそうなっているからである。また、邪馬台国ではなく邪馬一国であるとも言う。原文をこのように勝手に改ざんするのは、何が何でも天皇家のルーツである大和、畿内に結びつけたいが為であり、学問としてこのようなことは、許されることではない、と舌鋒鋭い。

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