大英帝国の盛衰(35)
イギリスのインド支配を読み解く
MINERVA 歴史・文化ライブラリー
木村 雅昭
2020年2月13日
ミネルヴァ書房
4,400円(税込)
人文・思想・社会
世界の4分の1を支配した大英帝国の要に位置づけられたインド。このインドをめぐってイギリスはいかなる政策を展開し、それにインドはどう反応したのか。本書では、東インド会社設立から始まり、幾多の試練を乗り越えてインド支配を確立したものの、二度の世界大戦を経て動揺し、遂にスエズ以東撤退を決断するに至る経緯を辿る。また帝国支配が母国イギリスに及ぼした影響を検討することで「帝国主義」の光と影を考察する。 序 章 帝国主義者のインド・イメージ 第1章 東インド会社から帝国へ 1 イギリス東インド会社ーー東南アジアからインドへ 2 インド征服ーーその主役はインド人傭兵(セポイ) 3 自由貿易と植民地ーーイギリスの工業力と海軍力 4 二つの帝国観ーーディズレリーとグラッドストーン 5 インドへの途ーー大英帝国の生命線 6 拡大する大英帝国 第2章 帝国とナショナリズム 1 第一次大戦と新しい世界ーー世界勢力逆転の兆し 2 沸騰するインドーーナショナリズムの急進化 3 対決と懐柔ーー直接行動と議会 4 帝国支配のかたちーーインドを「いま一つのアイルランド」にするつもりはない 5 インドとイギリスーーインドの価値低下はインドの放棄を意味しない 第3章 危機に立つ大英帝国 1 1930年代の東アジアとヨーロッパ 2 極東からインドへーー日英軍事衝突 3 インド支配の動揺ーー激突するヨーロッパとアジア 4 クリップス・ミッションーー自治か帝国防衛か 5 「インド立ち去れ運動」--行動か、さもなくば死か 6 分割と撤退ーー早すぎた遁走? 7 帝国の落日ーーインド周辺からスエズ以東へ コラム 現代インド外交と大英帝国 第4章 帝国支配システムーーその生成と展開 1 ネイボブーーインド帰りのお大尽 2 法による革命ーージェームス・ミルの改革案 3 インドにおける官僚制の形成ーーパトロネージ・システムからメリット・システムへ 4 インド高等文官ーーイギリスのインド支配の支柱 5 パブリック・スクールーー貴族的伝統と帝国的伝統 6 帝国支配とその遺産ーーイギリスとインド 7 大英帝国の光と影 注 あとがき 事項索引 人名索引
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X
LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
みんなのレビュー