陳独秀
反骨の志士、近代中国の先導者
世界史リブレット
長堀祐造
2015年10月31日
山川出版社(千代田区)
880円(税込)
人文・思想・社会
陳独秀は文字通り反骨の人である。反清革命の志士として活動を開始し、日本留学を経て『新青年』を創刊、五四期の「総司令」となって思想・文化を先導した。ついで中国共産党を創建するも、蒋介石に敗北を喫するや総書記を退き、トロツキー派に転じて中共と対立した。そのため新中国では否定的人物とされてきたが、『新青年』から百年、今、陳独秀の名誉回復が進む。本書では魯迅、胡適らの盟友にして毛沢東の師たる文人・革命家、陳独秀のありのままの姿に迫りたい。
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