文化人類学で読む日本の民俗社会
有斐閣選書 1669
伊藤 亜人
2007年12月28日
有斐閣
2,640円(税込)
人文・思想・社会
「もののあわれ」を解する心を評価する日本では、人々の生活に重要なのは論理や観念ではなく、身の回りにあって生活に直接関わっている具体的な物です。アジアでいち早く近代化を果たしながら、西欧文明の基準では未開ともいえる文化伝統を残しているユニークな日本社会を、韓国や中国とも対比しながら浮かび上がらせます。
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アニミズムとモノ信仰
文化人類学的な日本の民俗学への考察。日本文化の特殊性としては基本的に所謂「八百万の神」のアニミズムに基本があり、論理的・抽象的思考が苦手でありむしろそれを忌避する文化ゆえ大陸の仏教や儒教を論理的に受容するのではなくアニミズム的に土着させているというのは説得力がある。ゆえに現在にいたるまで西洋や大陸別の抽象的・論理的思考とは距離を置いた「モノ」への愛着や信仰、現場や調整力を重視するという「未開」状態のまま近代に適応したのが日本文化である、という本書の見解はなかなか興味深い。
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