明治国家と近代美術

美の政治学

佐藤道信

1999年4月30日

吉川弘文館

8,250円(税込)

人文・思想・社会 / ホビー・スポーツ・美術

「日本美術」は明治国家によって創られた。維新後、近代世界システムに積極的に参入していった明治日本は、西欧の国家と美術の関係を参照しながら、「日本国家としての美術」の構築を目指したのである。近代日本の美術行政・制度や美術と美術史をめぐる言説、さらに画家・美術団体などを論じ、近代に構築された美術の意味と認識の構造を問う。

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