
江戸のパスポート
旅の不安はどう解消されたか
近世史
柴田 純
2016年8月19日
吉川弘文館
1,980円(税込)
人文・思想・社会
街道の整備や旅(はた)籠(ご)の充実などにより、庶民の旅が盛行した江戸時代。旅人は、身許証明であると同時に、病気や不慮の事故の際に保護を求める文言が記された「往来手形」を携えていた。追放・勘当による無宿者など、手形の恩恵を受けられない人々の問題にも触れつつ、この旅行難民救済のシステム=パスポート体制からみえる江戸時代の光と影に迫る。 旅に倒れてープロローグ/元禄享保期の旅行難民対策(元禄令と村送/元禄令と加賀藩/元禄令と諸藩の対応/明和令成立の背景)/パスポート体制の成立(旅行難民救済の実態/往来手形について/旅行難民の実数を考える/田辺領でのパスポート体制の成立)/パスポート体制の整備と終焉(田辺領での村送体制の整備/難所峠の整備/旅行難民の迎えについて/地域財政を圧迫する負担の増大/明和令以後の村送り問題/藩領を異にした紛争の処理/パスポート体制の終焉)/パスポート体制の影(乞食死を考える/紀州藩田辺領の乞食死/紀州藩田辺領での乞食対策/乞食死の対応をめぐって/往来手形不携帯の人々の処遇)/偽往来手形と無宿(無宿問題へのアプローチ/偽往来手形の横行/義絶帳外急増の背景/義絶帳外と追放の実態/天保改革と無宿問題/無宿の終焉)/近世パスポート体制から学ぶーエピローグ
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