猫が歩いた近現代

化け猫が家族になるまで

真辺 将之

2021年5月28日

吉川弘文館

2,090円(税込)

人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理

空前の猫ブームといわれて久しい。化ける・祟るなど、江戸時代には狡猾で恐ろしいイメージだった猫は、どのように今日の地位を獲得していったのか。文豪たちに愛され、ネズミ駆除で重宝された一方、虐待、軍用毛皮の供出、食糧難による猫食いなど、苦難の路を辿った猫たちへのまなざしの変化を描き、人間社会のなかに猫の歴史を位置づける。 「猫の歴史」を考える意味ープロローグ 猫の「夜明け前」-前近代の猫イメージ  猫の「明治維新」と江戸の「猫ブーム」  明治初期の猫認識 近代猫イメージの誕生ー猫が「主役」になるまで  明治の文筆家たちと猫  絵画における「猫の近代」の成立 国家が起こした「猫ブーム」-猫の三日天下  「猫畜」を飼え!の大号令  「猫イラズ」と猫捕り 猫の地位向上と苦難ー動物愛護と震災・戦争  虐待と愛護のはざまで  震災・戦争と猫 猫の戦後復興と高度成長ー猫の「ベビーブーム」  「猫食い」の密行から戦後復興へ  猫文化勃興と猫の社会問題化 現代猫生活の成立ー高度成長終焉以降  猫生活の劇的変化の時代  慢性的「猫ブーム」の光と影  「社会の一員」としての猫 猫の近代/猫の現代とはなにかーエピローグ

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