戦時下の日本映画〈新装版〉

人々は国策映画を観たか

古川 隆久

2023年3月1日

吉川弘文館

2,420円(税込)

人文・思想・社会 / エンタメ・ゲーム

国益の優先か、娯楽性の追求かー日本初のすれ違い恋愛劇『愛染かつら』の公開とともに、映画の役割とは何かをめぐって評論家と映画会社の間で一大論争が巻き起こった。検閲当局の目が光り、国家要請としての”国策映画”が推奨された時代に、人々はいかなる映画を求めていたのか。スクリーンに映し出された昭和戦時下の日本社会を探った名著を復刊。 はじめに/1 日中戦争勃発時の映画と社会(社会の中の映画/映画と国家/映画業界の姿/映画言論の世界)/2 映画界の活況と映画法制定(日中戦争勃発後の状況/映画法の制定/『愛染かつら』論争と映画法の施行)/3 映画法の本格発動(バブルのような戦争景気/『歴史』の不振と『支那の夜』の大ヒット/七・七禁令と観客の動向/時局の緊迫化と映画臨戦態勢)/4 映画新体制と太平洋戦争(太平洋戦争開戦前後の状況/『ハワイ・マレー沖海戦』の大ヒットと国民映画普及会の誕生/娯楽映画の大ヒットと検閲強化/映画統制の挫折/敗戦をむかえて)/おわりに/索引/付表(映画関係統計/ヒット映画と優秀映画一覧)

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