SPQR ローマ帝国史1
共和政の時代
メアリー・ビアード / 宮崎 真紀
2018年5月26日
亜紀書房
2,640円(税込)
人文・思想・社会
イタリア半島の片田舎の小さな町に過ぎなかったローマは、瞬く間に領土を広げ、地中海世界の覇権を握る。「戦争に強い」だけではなし得ない、その偉業を支えたシステムとは?壮大な歴史の物語が、いま幕を開けるー。政治、経済、戦争、ローマ人の意外な暮らしぶりを鮮やかに描き出す、今までにないローマ史。
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toruo
(無題)
イギリスの歴史学者がまとめたローマの歴史。上下二冊の邦訳になっていて共和制と帝政の二分冊になっている。図書館で予約して読んだのだけど圧倒的にこの共和制のほうが人気があって帝政はすぐ読めたのだけどこちらはほぼ二ヶ月待ちにてようやく。共和制を代表する政治家キケロを中心として時代を追っていくわけではない形式で何の変哲もない都市王国として成立したローマという小国が50年と少しで地中海世界を支配するに至ったのか、についての考察を述べている。学者の作品ではあるがエッセイと呼ぶにふさわしく割と主観的な意見が述べられていて明らかにローマは好戦的な国家だった、という意見が垣間見えるしカエサルを始めとして共和制を終わらせた人物には否定的であることが分かる。それ自体は意見として自由だけどもいかにも歴史書、のように世に出すのはちょっと違うのではないかな、とも思った。個人的にはローマの躍進の原動力は他者に寛容な多様性にあると思っていてキリスト教国となり排他的になったときから弱体化が始まった、と思っているのだけども。
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