早期関係性障害

乳幼児期の成り立ちとその変遷を探る

アーノルド・J.ザメロフ / ロバート・N.エムデ

2003年1月31日

岩崎学術出版社

6,600円(税込)

医学・薬学・看護学・歯科学

人は、人生のある段階から別の段階へ移行し、まったく異なった能力や適応力を示すことが可能である。多くの場合、これらの変化はいっそう悪化に向かうが、時には快方に向かう場合もある。発達研究で明らかになった力動によって、われわれは正常と異常の永続性ばかりではなく、その区分についても再考を迫られることになった。多くの場合、精神病理の源は、通常の発達でみられる適応を妨げるような、傷つけられ、統制力が破壊された、社会的環境や家族にみられる。したがって、本書では幼い子どもがどのようにして逸脱行動にいたったかについて検討する。

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