スノウ・クラッシュ

1998年10月2日

アスキー総研(旧アスキー)

2,640円(税込)

小説・エッセイ

近未来のアメリカ。連邦府は存在するものの、国家としてのシステムは実質的に崩壊していた。政府の代わりをしているのは、フランチャイズ経営される都市国家。これら都市国家が、パッチワークのように全米に分散し、勢力を争っていた。いまやアメリカが世界に誇れるものは、4つだけ。ソフトウェアの3M-音楽と映画とソフトウェア作り。それに、マフィアが牛耳るピザの高速配達だけだ。もともとフリーランス・ハッカーをしていたヒロ・プロタゴニストは、ピザの配達屋をクビになり、現在はセントラル・インテリジェンス社(CIC)の情報屋をしている。巨大なVRネットである“メタヴァース”に出入りするうちに、彼は、謎のウイルス“スノウ・クラッシュ”をめぐる事件に巻き込まれていく。

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