旅立ちの海
侠客銀蔵江戸噺
ハルキ文庫
稲葉稔
2008年1月31日
角川春樹事務所
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
上総木更津の旅篭屋の息子・茂吉は、妹が藩の上士の倅・村井らに手込めにされたという噂を耳にした。その直後、妹は自害し、変わり果てた姿に。茂吉は、自ら勘当を願い出て、村井を討つべく、家族に別れを告げるのだったー。数日後、仇討ちを果たし、江戸に降り立った茂吉は、見ず知らずの土地で生き抜く決意を胸に、「銀蔵」と名乗りを上げた。銀蔵を江戸で待ち受けるのは、数々の事件。銀蔵の命運は果たして…。江戸の義理と人情を描く、書き下ろし時代長篇。
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