菓子フェスの庭
ハルキ文庫
上田早夕里
2011年12月31日
角川春樹事務所
649円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
神戸にあるフランス菓子店“ロワゾ・ドール”に、西富百貨店の武藤という男性が訪れた。西宮ガーデンズで行う「お菓子のフェスティバル」に参加して欲しいという。中堅パティシエの夏織は、その新作づくりに抜擢され日々奮闘していた。そんな折、密かに想いをよせていた先輩パティシエの恭也が、東京からひょっこり帰ってきて…。「ラ・パティスリー」の五年後を描いた、とびっきり美味しくて幸福なパティシエ小説、文庫オリジナルで登場。
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甘いお菓子が素敵
イラストレーターの中村佑介さんが好きで買った本。読む順番としては、ラパティスリー→ショコラティエの勲章→菓子フェスの順が良いです。 神戸にあるロワゾドールに務める新米パティシエの成長のお話です。菓子フェスはラパティスリーの5年後のお話、新米から中堅ベテランに成長した主人公の個性とアイディアが光ります。。ショコラティエの勲章はロワゾドールにチョコレートを卸しているショコラドルイというショコラトリーと老舗和菓子店のお話。どれも美味しいお話です。菓子フェスは読み終わる数ページ、口の中いっぱいに甘酸っぱい恋の切なさが広がります。5年越しの恋は実るのか?はたまた新しい恋が実るのか?この回では、お菓子が嫌い苦手な人でも食べれるお菓子に挑戦します、お菓子大好きな人がお店に行くとき、決して相手もめちゃくちゃお菓子大好きとは限りません。チョコを見ただけでだめ、そういう人も食べれるスイーツを目指します。どれも2百ページ前後の薄い本なので、通勤や通学の合間に読めてしまうと思います。
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