ライオンズ、1958。

ハルキ文庫

平岡陽明

2017年8月31日

角川春樹事務所

704円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

一九五六年師走。博多の町は、西鉄ライオンズの大下弘や稲尾和久らの活躍で掴んだ日本一の余韻にまだ酔っていた。そんなある日、地元紙の記者・木屋淳二の元に、田宮と名乗るヤクザがやって来た。西鉄をクビになったばかりの川内と中洲の娼妓・双葉が駆け落ちをしたという。木屋は弟分のような川内を心配するが…。「史上最強のスラッガー大下弘」と「伝説のやくざ」そして「普通の記者」の仁義と熱き人情を描き切り、各紙誌でも大絶賛された圧巻の長篇デビュー作、待望の文庫化。

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