
部落問題と向きあう若者たち
内田龍史
2014年2月14日
解放出版社
2,200円(税込)
人文・思想・社会
部落問題と向きあっている若者たちが、どのように部落問題と出合い、どのような経験をし、今どのようなことを考えているのか、 そしてどのように未来を展望しているのか。部落の若者たちのインタビュー集。 部落出身者といっても多様性があり、ひとりとして同じ人はいない。 しかし、社会のなかでは「部落の人」というカテゴリーのみでとらえられてしまい、しかも否定的に評価されてしまうことがある。 他方でマイノリティによる社会運動は、社会に自分たちの要求を認めさせるために団結・連帯を必要とする。 それゆえに一枚岩の団結が優先され、個々の多様性を表出させることが困難になる傾向がある。 それは、部落解放運動においても例外ではない。 こうした傾向に対して、一人ひとりに自分の人生があり、さまざまな課題と向きあいながら生きているという若者たちのすがたを提示する。 はじめに 三つの出合い/内田龍史 若い子に伝えたいことがある/石井眞澄/石井千晶 出会いからエネルギーが湧いてくるー「阿賀ルネサンス」に学んだ私の解放運動/川崎那恵 違和感からライフワークへ/上川多実 どこに行っても仲間がいる/宮崎懐良 青年がとにかく集まれる場を/長門 実 下の世代の兄ちゃんになる/宮崎懐良/長門 実 小説は部落問題を伝えるツール/玉田崇二 活動と子育てにおけるジレンマ/浦田 舞 祖母から母、そして私がつなぐ解放運動/副島麻友子 10年たって話せるように/藤田真一 人をたいせつに生きていきたい/今村 力 もっと早く知りたかった/本江優子 穢れ意識をなくしたい/宮内礼治 きょうだいたちは私が守る/渡辺龍虎 ダブルの私から見える部落問題/瀬戸 徐 映里奈 差別に殺されてほしくない/政平烈史 終章 部落問題を語ることの困難とその可能性/内田龍史
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