神経性食欲不振症の心理臨床

病態,治療,分析心理学的見解の再検討

中村このゆ

1997年12月31日

風間書房

9,350円(税込)

医学・薬学・看護学・歯科学

本書には、著者が長年取り組んできた摂食障害患者に対する臨床心理学的援助の活動が、研究としてまとめられている。第一部では、ロールシャッハ・テストやバウム・テストを用いて、神経性食欲不振症者の人格構造を検討した。第二部では、博士の主たる臨床の場である総合病院精神科での患者に対する心理療法とその考察が語られている。さらに第三部では、本疾患に関する社会文化的側面を検討した。

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