感覚統合の発達と支援

子どもの隠れたつまずきを理解する

A・ジーン・エアーズ / Pediatric Therapy Network / 岩永竜一郎 / 古賀祥子

2020年7月18日

金子書房

4,730円(税込)

人文・思想・社会 / 医学・薬学・看護学・歯科学

子どもの学習・行動・情緒への治療的介入の枠組みとなる感覚統合理論の提唱者、エアーズ博士による歴史的名著“Sensory Integration and the Child”の25周年記念改訂版が登場。旧版の構成を踏襲しつつ、保護者にとってより理解しやすい内容にするため、写真やチェックリスト、重要点のまとめ、保護者へのアドバイス、症例などを追加した。専門家に向けた親子支援の手引であると同時に、保護者が子どもの発達を理解し支えるための入門書となっている。 まえがき 序文 第1部 感覚統合と脳 第1章 感覚統合とは何かーー概念の紹介 用語についての注記 感覚統合とは 感覚統合がうまくいかないと……  本書のねらい 第2章 感覚統合はどのように発達するかーー乳児期から小児期中期まで 子どもの発達の基本原則  発達段階 第3章 身体の中の神経系ーー脳の働きと感覚の重要性を理解する パート1:脳の働きを理解する 概要 神経系の各部分 脳はどのようにして情報を処理するか パート2:感覚の重要性 五感とその他の感覚 感覚と脳全体 神経系はどうやって感覚統合を学ぶのか       第2部 感覚統合機能不全 第4章 感覚統合機能不全とは何かーー症状・原因・程度 問題の原因 統合のプロセス 第5章 前庭系にかかわる障害ーー動きの感覚が各種スキルの発達に及ぼす影響 前庭系の組織 前庭系の低反応 前庭系の過剰反応 第6章 発達性失行症(行為機能不全)--新しい運動スキルの学習過程と,その学習が困難な子どもがいる理由 運動と運動障害の種類 身体知覚と運動プランニング 発達性失行症(行為機能不全)とは何か 行為機能不全がある子どもが感じること 第7章 触覚防衛ーー触覚が他の人より敏感な子どもがいる理由 触覚防衛の症状 感覚過敏の子どもが経験すること 神経系で何が起きているか 何がうまくいかなかったのか 第8章 視知覚と聴覚言語の障害ーー視知覚・聴知覚と学習や言語との関係 視知覚の問題 聴覚と言語の問題 第9章 自閉症を抱える子どもーー自閉症に伴う感覚統合上の特別なニーズと課題を理解する 感覚処理の障害 やりたいと思う気持ち 第3部 問題への対処法 第10章 評価と介入ーー感覚統合アプローチを用いたセラピーにはどのような効果があるか 環境との相互作用による統合と能力 感覚統合アプローチを用いたセラピーの本質 症例研究 第11章 保護者にできることーー感覚統合機能不全の子どもを支援するために 問題を認識する 子どもに自信を持たせる 環境を調整する 遊び方を学習させる 専門家の支援を求める 付録A 章別の解説 付録B 文献レビュー 付録C 治療用器具 付録D 保護者からの質問への回答 用語解説 参考文献 関連資料 索引 監訳者あとがき

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