「八月ジャーナリズム」と戦後日本

戦争の記憶はどう作られてきたのか

米倉 律

2021年7月5日

花伝社

2,200円(税込)

人文・思想・社会

交錯する「被害」と「加害」-戦後日本の自意識を探る。日本人の戦争記憶を形成した“夏のテレビの戦争特番”「八月ジャーナリズム」は何を伝え、何を伝えなかったのか。もはや風物詩と揶揄される向きもある、毎年八月の戦争特番。戦後日本の戦争観や歴史認識を反映し、同時にそれらの形成にも影響に及ぼしてきた「八月ジャーナリズム」の歴史的展開とその功罪を検証し、今後の可能性と課題、展望を示す。

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