エローラの炎上
パンゲア三国志7
ケイブンシャノベルス
秋月達郎
1993年9月30日
勁文社
832円(税込)
小説・エッセイ / 新書
伽楼羅の死から始まった王都エローラの内紛は、剣戟鳴り響く阿鼻叫喚の修羅場から、皇子ケルソニアと共に行方しれずとなった十三世皇帝ベリューラが、即位わずか一日で燭火の燃え尽きるようにその幼き命を終えたことでようやくその第一幕をおろした。王都郊外で、無気味な沈黙を守っていたカリマンタ州大守リンガの謀臣イシャーナは、この機を逃さず二十万の大軍勢で宮中の混乱を鎮め皇子ケルソニアを手中におさめた。王都へ入城したリンガはケルソニアを十四世皇帝に擁立し、自身は大将軍におさまるのだったが、天下を簒奪せんとする梟臣リンガの専横はとどまるところをしらず、王朝を憂う忠臣たちは日ごとに憂憤をつのらせていたー。好評歴史ファンタジー第七巻。
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