帝銀事件の全貌と平沢貞通

遠藤誠

2000年7月31日

現代書館

3,300円(税込)

人文・思想・社会

1948(昭和23)年1月26日午後3時3分、事件は起きた。東京・豊島区の帝国銀行(当時)椎名町支店に閉店直後50代の男が訪れ、「集団赤痢の消毒薬」と称し、16人の行員に青酸化合物の液体を飲ませた。12人が死亡、4人が重篤に陥った。現金と小切手を盗んで悠々と立ち去った犯人。犯人として逮捕された人は死刑判決確定後32年間も無実を叫び、生きながらえ、刑は執行されず95歳で獄死した。何故、執行できなかったのか…。それは真犯人が別にいたからだ…。

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