
血のつながりと家族のかたち
わたしたちが血縁を意識するとき
久保原 大
2021年12月3日
晃洋書房
2,970円(税込)
人文・思想・社会
親子の絆に血縁は必要か? 血縁が当たり前でなくなった時代だからこそ、血縁とは何かを問う 多様な家族関係における、親子の血縁と血縁に対する意識、そしてアイデンティティの関わりを血縁/非血縁親子関係から検討することにより、親子関係を再考するための新たな視座を提供する。 はじめに 第1章 問題の所在ーー家族の変遷と新たな問題 1 家族構成と家族観の変遷 2 親子の紐帯 3 子ども虐待の増加 4 生物化学技術の進展と新たな問題 5 用語の定義と扱い 6 本書の構成 第2章 家族と血縁ーー先行研究の検討と本書の分析視角 1 生物化学分野における血縁 2 生殖補助医療技術の進展 3 生殖補助医療における血縁 4 人文科学分野における血縁 5 血縁・血縁意識・アイデンティティに着目することの意義 第3章 「公/私」的実践としての非血縁親子(養育)関係における血縁 1 公的実践としての非血縁親子(養育)関係における血縁 2 私的実践としての非血縁親子関係における血縁 3 非血縁親子関係を捉える視座 4 非血縁親子関係における血縁の効果の多様性 第4章 血縁意識と家族ーー大学生アンケート調査より 1 本調査の目的 2 調査の概要 3 ジェンダーと血縁意識 4 血縁規範意識の強弱による分析 5 血縁規範意識の親子観への効果 第5章 シングルマザーからみる親子関係における血縁意識 1 本章の目的 2 調査の概要と倫理的配慮 3 インタビューからみるシングルマザーの血縁意識 4 婚姻関係の変化と血縁意識の変容 第6章 子ども虐待と血縁 1 児童虐待相談対応件数の増加と児童虐待検挙状況 2 データと方法 3 潜在化されていた非血縁パートナーからの虐待 4 子ども虐待を血縁意識から捉えることの意義 第7章 人びとの血縁意識とはーー考察 1 潜在化されている血縁意識 2 血縁とアイデンティティ 3 血縁がある/ないことがもたらす正/負の効果と信頼関係の構築 第8章 親子にとって血縁とはなにかーー結論 1 親子関係における「血縁・血縁意識・アイデンティティ」 2 本書が示した親子関係における血縁意識を捉える視座 3 本書の意義 4 今後の展望と課題 5 おわりに あとがき
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