見沼田んぼの景観学

龍のいる原風景の保全・再生

宇杉和夫

2004年11月30日

古今書院

2,860円(税込)

科学・技術

代表的な日本のランドスケープとして見沼田んぼとその周囲にある氷川神社・氷川女体神社の空間の価値を昭和56年から59年にかけて説明・広報し、埼玉県の原風景の保全へ行政の転換を図った。見沼田んぼの斜面林・用水・堤・というセットとしての景観が重要であることを指摘し「見沼代用水東縁の一部原形保存」という知事の指示と、後の「さいたま緑のトラスト第一号」を生んだ。また、江戸東京と利根川の深い関係を指摘し、首都構造としての見沼田んぼ・見沼代用水環境保全・再生の取り組みも重要としている。

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