パーソナリティ障害:診断と治療のハンドブック
レン・スペリー / 近藤喬一
2012年1月31日
金剛出版
5,060円(税込)
医学・薬学・看護学・歯科学
「パーソナリティ障害の有効な治療法とは、クライアント各々に合わせた個別仕様の治療である」。このような前提に基づき書かれた本書は、一人の著者によるテキストであり、パーソナリティ障害の診断と治療に関する包括的でまとまったアプローチを提供するガイドラインである。力動的心理療法、認知行動療法、集団療法、加えてマインドフルネス、スキーマ療法、夫婦・家族療法、対人関係療法、弁証法的行動療法、発達療法などの新しい介入法にまで言及し、診断・面接の要諦が事例を交えて解説されている。アセスメントの項では、典型的な面接態度とラポール確立の容易さと困難とにふれ、MMPI-2、MCMI-3、TAT、ロールシャッハテストを取り上げて、反応パターンに共通の特徴を述べている。
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