テキスト家族心理学

若島 孔文 / 野口 修司

2021年8月4日

金剛出版

4,620円(税込)

人文・思想・社会

友人関係、先輩?後輩関係、上司?部下関係など、人生において出会う関係のなかでも、家族関係は、個人の成長や生き方を左右する影響因のひとつであるだけでなく、家族は一様ではなく個別特殊なものでもあり、家族メンバーの成長や時代・社会・文化・風潮によってさまざまに変化する。 家族というこの謎めいた集団・関係に、どのようにアプローチすべきか? どのような研究法が、そしてどのような支援法が、実利的なアプローチを可能にするのか? 家族療法+ブリーフセラピーに基づく家族支援に携わる執筆陣によって著わされた本書は、家族心理学の基礎研究を踏まえながら、心理療法への実践応用までが語られた、家族心理学研究の成果を網羅した決定書。 「第1部 家族心理学とは」では、家族心理学という学問分野の中核をなす「家族システム理論」を概説し、「第2部 家族関係」では、「夫婦関係」(第2章)「親子関係」(第3章)「きょうだい関係」(第4章)「離婚家族・ステップファミリー」(第5章)など家族全体を対象とした研究成果を紹介する。 続く「第3部 夫婦・家族の問題」では、少子?高齢化や貧困などの社会状況を考慮した「家族と社会」(第6章)、不登校やヤングケアラーを含む「子どもの問題」(第7章)、虐待やDVなどを論じた「家族と犯罪」(第8章)、多様な性のあり方を含む「家族と性」(第9章)についての研究成果に基づいて、社会的影響に開放された家族システムを展望する。最終「第4部 夫婦・家族カウンセリング」には、「アセスメント・ツール」(第10章)「日本における家族療法の30年」(第11章)「日本における短期療法の30年」(第12章)の研究成果と「尺度リスト」を掲載している。 家族心理学の初学者から熟練者さらには家族支援の実践者まで、幅広い層の家族心理学研究にとって座右とすべき一冊。 ▼第1部 家族心理学とは 第1章 家族心理学からの接近法  はじめに  1-家族心理学とは ▼第2部 家族関係 第2章 夫婦関係  はじめに  1-恋愛・新婚夫婦関係  2-夫婦関係ーー中年期  3-夫婦関係ーー老年期 第3章 親子関係  はじめに  1-幼児期の親子関係  2-児童期の親子関係  3-思春期・青年期の親子関係  4-成人期の親子関係  5-母子関係・父子関係 第4章 きょうだい関係 第5章 離婚家族・ステップファミリー ▼第3部 夫婦・家族の問題 第6章 家族と社会  はじめに  1-少子ー高齢化  2-高齢者介護  3-貧困家庭  4-障害者と家族  5-災害と家族 第7章 子どもの問題  はじめに  1-いじめ  2-不登校と家族  3-ヤングケアラー 第8章 家族と犯罪  はじめに  1-家族内の犯罪  2-虐待  3-DV(ドメスティック・バイオレンス)とストーカー 第9章 家族と性  はじめに  1-生と生殖  2-不倫・浮気  3-多様な性 ▼第4部 夫婦・家族カウンセリング 第10章 アセスメント・ツール 第11章 日本における家族療法の30年 第12章 日本における短期療法の30年 ▼尺度リスト

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