連合艦隊パナマ占領決戦（上）

昭和十六年十二月八日、大日本帝国海軍第六艦隊は、ワシントンＤＣでの宣戦布告時刻と同時にパナマ運河の太平洋側入口に電撃奇襲作戦を敢行し、これを撃破した。時を同じくして、日本に呼応したナチス・ドイツ軍が大西洋側から二百万トンの超巨大“氷山空母”を擁してパナマ運河を攻撃し、これを手中に収める。アメリカ陸海軍の命運を握るパナマ運河をめぐり、大国アメリカと日独枢軸同盟の激突はＦ４Ｆ、Ｂ１７ｖｓメッサーシュミット、零戦の壮絶な空戦、そして大和の巨砲が火を噴く大海戦が展開される。迫真の長編仮空戦記決定版。