時空戦艦「大和」（続　3）

１９４５年の世界に帰った時空戦艦「大和」を待ち受けていたのは、世界制覇を目指すナチス第三帝国によって占領され、隷属化された悲惨な日本の姿だった。ナチスに原子爆弾を投下され日本全土は焦土と化したが、日本解放軍は函館の五稜郭において最終勝利した。ヒトラーの息子ゴッドフリードは単独で米内総理を暗殺しようとしたが、逆に深手を追い拘束されてしまった。ペルーに亡命中のアメリカ大統領トルーマンから支援要請を受けた日本政府は「大和」を旗艦とする北米攻略艦隊を派遣した。日本軍はサンディエゴを攻略して、トルーマン大統領率いる自由アメリカ軍とともにナチスドイツに戦いを挑んだが、ヒトラーはロンメル元師を戦車１万両とともにアトランタに送り込んだのだった。壮大なスケールで草薙圭一郎が活写するロマン溢れる傑作架空大戦記