
コバルト文庫で辿る少女小説変遷史
嵯峨 景子
2016年12月28日
彩流社
1,980円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
常に少女たちの「居場所」となり、 「読者」と共に歩み続ける「Cobalt」/コバルト文庫! そんな「コバルト」を追うからこそ見える少女小説史! 雑誌「Cobalt」の前身である『小説ジュニア』から、 Web マガジンCobaltまでの時代を追い、 各時代の読者と「少女小説」の移り変わりを徹底追跡。 少女小説雑誌の編集部の方針からうかがえる読者への アプローチや、作品群がもつ主題の傾向と時代との対応などを 辿っていくことで、 少女小説が読者にどのような「場所」として とらえられてきたかを浮き彫りにする。 帯文は新井素子先生! 【2016年は「少女小説」にとってこんな年!】 コバルト文庫40周年記念です。 WebマガジンCobaltオープン! など ライトノベル世代の中高生から80年代のコバルト読者まで、 幅広い女性層に楽しんでもらえる一冊です。 書店様併売可能性類書に… 大橋崇行著 『ライトノベルから見た少女/少年小説史』(笠間書院)など… 主な目次… 第1章 『小説ジュニア』から『Cobalt』へ 1 少女小説前史ーー戦前期から戦後概略 2 一九六〇年代のジュニア小説とその書き手たち 3 氷室冴子の登場と若手作家たちの活躍 4 『小説ジュニア』から『Cobalt』への転換 第2章 一九八〇年代と少女小説ブーム 1 『Cobalt』とコバルト文庫にみる少女小説家プロモーション 2 講談社10文庫ティーンズハートの創刊と読者層の拡張 3 拡大する少女小説マーケット 4 学園ラブコメからファンタジーへ コバルト文庫の新たな世代の書き手たち 第3章 ファンタジーの隆盛と多様化する九〇年代 1 ファンタジー小説の流行 2 少女小説レーベルのなかのBL 3 九〇年代の世相と少女小説の動向 4 九〇年代的コバルト読者共同体 第4章 二〇〇〇年代半ばまでの少女小説 1 角川ビーンズ文庫の創刊とその躍進 2 『マリア様がみてる』と『伯爵と妖精』 ゼロ年代前半のコバルト文庫とヒット作 3 少女小説における学園小説の衰退と読者層の変化 第5章 2006年から現在までの少女小説 1 二〇〇六年前後の少女小説レーベルの再編成 2 少女小説ジャンルのなかの「姫嫁」作品の増加 3 ネット発コンテンツと少女小説 ボカロ小説とウェブ小説の動向 4 ライト文芸と少女小説 5 少女小説の未来へ 付録 「コバルト」と各レーベル刊行時期の比較 コバルト50年史 コバルト・ノベル大賞受賞者一覧
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みずたま
(無題)
後半は斜め読みになってしまったが、懐かしい作品の当時の位置づけや、その後の少女小説の流れがわかってなるほどなるほどと面白く読みました。私は割とメインストリームを行ってるなと確認。 個人的には有川浩の作品やトワイライトシリーズなども少女小説の範疇ではなかろうかと思ったりもします。 次に夢中になって読めるシリーズに出会えるのはいつになるだろう。
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