ボブ・ディランに吹かれて

春樹、ランボーと聴く詩

鈴村 和成

2017年3月3日

彩流社

1,980円(税込)

エンタメ・ゲーム

なぜボブ・ディランはノーベル文学賞を受賞したのか? フランスの詩人ランボーを専門にする 文芸評論家だからこそ解ける、斬新なボブ・ディラン論! 2016年にノーベル文学賞が発表され、受賞か辞退かと 世間を騒がせたボブ・ディラン。 ノーベル文学賞のライバルでもあった村上春樹と ボブ・ディランが尊敬しているというアルチュール・ランボー から、ボブ・ディランの文学性を問う。 文学から紐解く新しいボブ・ディランの読み方とは……? 【主な目次】 1 ボブ・ディラン/村上春樹 ダダ・シュールの詩人、ディラン 『タランチュラ』(ディラン)を読む/聴く 「納屋を焼く」(村上春樹) 「雨の日の女 Rainy day women #12 & 35」(ディラン) ムラカミ版「雨の日の女」 バイク事故による覚醒 ビッグピンク ボブ・ディランと村上春樹を結ぶ「ピンク」の指標 表紙もピンク、箱もピンク、唄もピンク (『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』) 村上春樹、Bob Dylanの名を書き込む 「ライク・ア・ローリング・ストーン」を ハミングするムラカミ・ヒーロー No direction home(Dylan) 村上における〈アメリカン・ドリーム〉の帰趨 「新しいアルバムを出すたびに今の音だ」(保坂和志) 歌で自伝を書く 〈他者〉が書かせた歌 2 ボブ・ディラン/ランボー ふたりの放浪詩人 「恋のおかげで自分のなかの詩人がめざめたのだ」 (ディラン) 「何もかもが、平等に並べられて組みこまれる」 (ディラン) ディランの四つの曲とランボーの『イリュミナシオン』 【音楽の神様(ムーサイ)】たち ディラン、ランボーの名を解放する Je est un autre(私ってのは他者なんです) ーーランボー ランボーを強く意識するディラン ライブということ キリスト教/ユダヤ教/イスラム教 大洪水の前/後 ランボー「若夫婦」と ディラン「ブルーにこんがらがって」 「きみはどこに行くんだ?  なにをしようというんだ?」(ランボー) ディランのジュダイズム、ランボーのノマディズム ジャベスの場合 「右のわき腹に赤い穴を二つあけ」(ランボー) intermezzo--「船が入ってくるとき」(ディラン) ついにハード・レインが降る(ディラン) 「博士たちに囲まれた悪魔」(ランボー) 「酔いどれボート」(ランボー)と 「激しい雨」(ディラン)

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