
〈狭さ〉の美学
草庵・茶室・赤ちょうちん
フィギュール彩 87
近藤 祐
2017年4月11日
彩流社
1,980円(税込)
人文・思想・社会
日本文化における〈狭さ〉の価値とその魅力。 〈狭さ〉とはただのデメリットなのだろうか? けれども日本文化史上には、鴨長明『方丈記』、 千利休の茶室、池大雅・与謝蕪村の『十便十宜図』等、 さまざまな〈狭さ〉の美学が存在する。 また商店街などにある酒場の赤ちょうちんの 〈狭さ〉には社会通念や物質信仰を超えた「自由」が 宿っているのではないか。 都市空間において排他的・敵対的な〈広さ〉に 囚われ自閉する私たちに、 〈狭さ〉はいかなるアンチテーゼとなりうるのか。 前著『生きられる都市を求めて』に続き、 「都市」に骨がらみの息苦しさを克服し、 人が「生きられる」場所の復権を提言する。 第1章 隠者たちの草庵 方丈庵 その〈狭さ〉の意味 「かたち」ではないものとは何か? 『徒然草』の倫理 芭蕉は何故さまようのか? 第2章 茶室という小宇宙 一休禅師 珠光 紹鷗 利休 〈狭さ〉と無限 「只麼(しも)」なる美 第3章 南画 または絵のなかに棲むということ 中国山水画史の憂鬱 南画に見る「私たち」 第4章 どうすれば良いのか 現代都市における〈狭さ〉 赤ちょちんの永遠 〈狭さ〉という生き方
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