かれ、ときどき、テロリスト

佐伯紅緒

2009年7月3日

イースト・プレス

1,571円(税込)

小説・エッセイ

ミムラさん(女優)推薦!! 「恋人。友達。家族。どの言葉もユキオとノリの関係性を表すのには何か物足りない。計り知れずアンバランスで強固な関係性がヒリヒリと眩しくて、なんだかとても羨ましくなってしまった。」 1冊の本がきっかけで出会った「かれ」は、懲役10年の刑を受けた殺人犯だった…! 普通のOLと元囚人作家。出会うはずのないふたりの、スリリングな恋愛エンターテインメント小説! ■あらすじ 元過激派グループのリーダー・大和ユキオは、組織に入ってきた男を拉致・監禁のうえ殺害し、懲役10年の実刑を受ける。服役中に執筆した小説が文学賞を受賞し、出所と同時に作家としての人生をスタートさせる。彼の書いた小説に心動かされたノリコ(上原倫子/OL)は、イベント会場で彼と出会い、そこから「接点も共通項もなさそうな」ふたりの関係がはじまる。 特異な遍歴をもつユキオとの生活は、出会う人も見るものもすべてが新鮮で興味深いものだったが、ユキオが徐々に「活動家」としての顔を見せはじめる。危険な匂いのする人物と繋がりを深め、政治結社をふたたび組織し、また「同じ過ち」を繰り返そうとする……。 ■全国の書店員さんも絶賛! 「革命を目指した彼が変えたのは彼女の恋心。彼女に起こった大きな革命を、世の女性たちにも体験して頂きたいです。」 松川智枝(啓文堂書店・吉祥寺店) 「ふたりの落差にギュッとつかまれたままハラハラのラストまで一緒に走ります。最後の彼からの長い手紙に、主人公同様ゆっくり癒される“ありがとう”の恋愛小説。」 矢部潤子(リブロ・池袋本店) 「この生きづらく変わらない世界を“あきらめる”ことこそ、“現実”を見据えるもっとも賢い術だと信じていないか? 本書の過激な誠実さは、そんな“堪え性”のなさを脅かすテロとなって、あなたを“変革”するだろう。」 宇田川拓也(ときわ書房・本店) 「彼女はただ、彼を抱き起こしてあげたかっただけなのだ。行く先も、意図もわからない道。ステップを踏み続けることが彼らの唯一の選択肢。道に迷っているあなたにお薦めしたい小説です。」 秋山弘毅(三省堂書店・大宮店) ■著者プロフィール 佐伯紅緒(さえき・べにお) 東京女子大学文理学部卒業後、OL、料亭勤め、秘書、モデル、フリーライターなどを経て、2006年、初の書き下ろし小説「エンドレス・ワールド」(世界文化社)でデビュー。その他の作品に、「恋するファム・ファタール」(角川・エス・エス・コミュニケーションズ)、「わたしをさがして」(世界文化社)、「アイランド?A bizarre and spiritual journey」(徳間書店)などがある。

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