日本のヘンな風習

知的発見!探検隊

2012年10月31日

イースト・プレス

576円(税込)

人文・思想・社会

え、これって全国共通じゃないの!?思わず笑ってしまう“ご当地限定”ルール265。

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神田明神のタブー

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3.1 2018年01月28日

「江戸っ子だってね」「アタ坊よ、神田の生まれよ」。初詣はどちらにいかれましたか。江戸の総鎮守神田明神にお参りした方も多かったのではないでしょうか。神田明神のご祭神は大黒様に恵比寿様、そして平将門です。 14世紀初頭に疫病が流行し、これが将門の祟りであるとして供養が行われ、神田明神に祀られるようになりました。神田明神の氏子は成田山新勝寺を参拝してはいけないというタブーがあります。 本書は、こんな風にご当地限定の思わず笑ってしまう日本のヘンな風習265を収録しています。たとえば、新築したらお風呂でうどんを食べる香川県の風習、お正月の雑煮に耳の形のすいとんを入れる茨城県・栃木県の風習、嫁の実家への年末の挨拶には鰤を持参する鳥取県の風習など。97歳のお祝いはオープンカーで疾走するという沖縄県の風習「カジマヤー」を紹介しています。 こんな、なんの役にも立たない雑学が結構好きなんですよ。それでは我も雑学の一端をご披露という訳で、冒頭の神田明神のタブーを紹介した次第ですが、これにはキチンとした理由があります。 その訳は、成田山新勝寺の開山は朱雀天皇の勅命を受けた寛朝大僧正が、平将門の乱を平定するため、弘法大師開眼の不動明王の像を安置したのを初めとします。金杯の勝馬券を願って勝負の神様将門を拝んで、それから将門を打ち負かす不動明王を拝むのはどう見てもおかしいですよね。これは、深川のお不動さんも同じです。どうしてかというと、成田山の東京別院だからです。

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