水族館はこわいところ

中塚鞠子

2023年9月15日

思潮社

2,860円(税込)

人文・思想・社会

山鳩が近くでほっほうほっほうと鳴く ムササビが訪ねてくることもある いつでも椅子のひとつは空席のまま 陽が昇ったり沈んだりする (「椅子」) 「ランボーなら十年、私たちは百年かけようという盟約組のひとりとして、中塚鞠子は長年に亘って、少女期から妻、母から祖母へとつづく〈女〉性をかいくぐりながらひたすら生活を凝視、低処(ひくみ)に徹したきびしい詩を書き続けた。近代文学者を生んだ母たちを捉えた『「我を生まし足乳根の母」物語』の著者にふさわしい八年ぶりの新詩集」(倉橋健一)。日々の生活を送りながら、つねに詩とともに在り続けてきた。詩人のいまを伝える40篇。装画=あまのしげ

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

2

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください