時効なき日本軍「慰安婦」問題を問う

纐纈厚 / 朴容九

2020年7月8日

社会評論社

2,970円(税込)

人文・思想・社会

「慰安婦」問題の研究交流には、国境を越えて未来を共有する可能性を提案する役割がある。問題の論じ方とその実証をめぐる議論を深めて編まれた本書はグローバリティとローカリティ2つの視座、8つの論文で構成。帝国日本の女性に対する人権侵害の負の歴史と、戦後それを放置して失われたままの日本国家への信頼。たとえ世代が変わろうとも、“不作為の行為”の責任が無時効性に問われていることを論じる。(韓国・日本の同時出版企画) 第1部 日本軍「慰安婦」問題のグローバリティ 序章 日本軍「慰安婦」の転生と解恨  朴容九 第1章 従軍慰安婦問題の国際性と無時効性─普遍的責務の履行と歴史和解の方途 纐纈厚 第2章 「慰安婦」問題の超国家性と記憶の「グローカル」化    申キ榮 第3章 日本軍「慰安婦」問題をめぐる「歴史戦」とグレンデール市の「平和の少女像」  李芝英 第2部 日本軍「慰安婦」問題のローカリティ 第4章 固着の「歴史」、進行する「被害」─二つの国の日本軍「慰安婦」の歴史を扱う方法  韓惠仁 第5章 日本軍慰安婦問題に関する政治的言説  李相薫 第6章 日本慰安婦問題に対する中国政府の立場─その歴史認識と最近の研究動向に絡めて  李哲源 第7章 日本植民地下における台湾の慰安婦問題─その背景としての日本の公娼制度及性需要に関連して  楊孟哲 第8章 東南アジア島嶼部周縁地域における日本軍性奴隷制─東ティモールとインドネシア・南スラウェシ州の調査から  松野明久

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