クイズ化するテレビ

青弓社ライブラリー 83

黄菊英 / 長谷 正人 / 太田 省一

2014年7月20日

青弓社

1,760円(税込)

ビジネス・経済・就職

いまテレビは無数の問いかけと答え=クイズであふれている。啓蒙・娯楽・見せ物化というクイズの特性がテレビを覆い尽くし、情報の提示そのものがイベント化している現状を、韓国の留学生が具体的な番組を取り上げながら読み解く「テレビの文化人類学」。 クイズ化するテレビ 黄菊英 序章 テレビとクイズのはざまで 第1章 クイズと「啓蒙」  1 カルチュラル・リテラシーの共有  2 知的欲求への刺激  3 「仮想の教室」の生成 第2章 クイズと「娯楽」  1 「同時刻性」と時間的体験  2 時間との戦いによる緊迫感の演出  3 「間」の強調とサスペンス 第3章 クイズと「見せ物化」  1 出演者のキャラクター化  2 情報の「演出」 第4章 遍在する「クイズ性」  1 ニュース番組の「クイズ性」  2 ランキング番組の「クイズ性」  3 ワンテーマのクイズで展開する番組 第5章 自己PRへ向かう「クイズ性」  1 CMの「クイズ性」  2 番組予告の「クイズ性」 終章 クイズ化するテレビ 参考文献 補論 クイズ番組とテレビにとって「正解」とは何かーー一九六〇年代から八〇年代の番組を事例に 太田省一  1 高校生大会から見えてくるものーー『クイズグランプリ』  2 クイズには運の味方が必要ーー『アメリカ横断ウルトラクイズ』  3 クイズ番組的タレント論ーー戦後大衆社会とクイズ  4 二分する正解ーー『クイズダービー』  5 「正解」という制度の可視化ーー『クイズ一〇〇人に聞きました』からダウンタウンへ  6 情報という「正解」--『ズームイン!!朝!』とその後 解題 テレビの文化人類学 長谷正人  1 異文化体験としてのテレビ  2 テレビの文化人類学  3 占領軍と日本のクイズ文化  4 ゲームとしてのクイズ/儀礼としてのクイズ  5 オルタナティブなクイズの可能性 あとがき 黄菊英

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

starstarstarstar 4

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

1

未指定

4

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください