大阪遺産
藪田 貫
2020年7月10日
清文堂出版
3,520円(税込)
人文・思想・社会
オーストリアの古都グラーツでの「豊臣大坂図屏風」の発見に立ち会い、小学校と連携してなにわ伝統野菜の復元に取組み、ヨーロッパの都市と大学をヒントに、大阪の大学・図書館・博物館を都市遺産として捉えることを提唱、さらに芝居町道頓堀をコンピューターグラフィックスで復元し、NHK「ブラタモリ」にも出演するなど、著者が関西大学を拠点に、大阪の文化遺産に取り組んできた10年間の交流の軌跡を綴る。 口絵 序 大阪遺産への思い 都市と大阪遺産ーなにわ・大阪の文化遺産と都市再生ー 1 「町人の都」と「武士の町」 大坂の武士の営みを伝えたい/「政事」と「文事」-武士たちの大坂ー/江戸時代の大坂の位置づけをめぐってー幸田成友・宮本又次と『浪速叢書』- 2 大阪の学問所 泊園書院と初代院主藤澤東畡ー大阪と高松を結ぶー/藤澤東畡先生のことを君たちに伝える/懐徳堂と泊園書院ー私塾が果たした役割と大学ー 3 大阪の都市遺産 大阪の文化力/大阪都市遺産と道頓堀ー大阪の劇場大工・中村儀右衛門資料の紹介を兼ねてー/山田伸吉と松竹座ー肥田晧三氏に聞くー/明日の図書館・明日の大阪 4 近郊の文化遺産 平野屋新田会所跡の語るものーその意義と課題ー/「古くてモダンな家」-吉村家の人びとをめぐる交流ー/楠木氏伝承地とは何かー桜井駅跡を中心にー 5 大阪を離れて 天草で〈周縁〉を考えるーフィールドワークの余韻ー/徳島の遺産・地域の力ー史跡・文化財と歴史資料ー/近世日本における儒教と儒葬墓についてー徳島藩蜂須賀家の万年山儒葬墓を中心にー 6 ヨーロッパで考える 「都市民」になるということー半年のルーヴェン暮らしー/「屏風」とヨーロッパーグラーツ・ローマ・エヴォラ・ライデンー/EUと日本ー都市と大学ー あとがき
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